ライバル

友人であり良きライバルである人がいたら最高だ。
去年の受験環境は申し分なく、大学の図書館と家と予備校の自習室にこっそり入り込んだりして　飽きも紛らわせた。
一日10時間の勉強をずっと続ける事ができたおかげで成績は順調に上がったし。
何よりそのライバルであり友人である人がいた。
勉強が終わった後は毎日その日やったこと思ったことなどご飯を食べながら話した。
一日誰とも口を聞いてないからその時に限ってはしゃべることしゃべること。
ちゃんと毎日息抜きをして、時には休暇を作ってドライブに出かけたりとバランスをとっていた。
志望校が重なったことも特に気にせず力をあわせて対策を立てた。
予想してた分野が的中したときはびっくりしたけど。

結局、環境は申し分ない、センターが英語と国語の易化で点数が伸びたし、二次は予想分野的中と何から何まで恵まれて運も味方につけて、それでも不合格。
友人はここまでやって受からないならば、といって薬学に進んだ。
おれは悩んだ末続ける事に。

切磋琢磨した時間が今頃になって重く圧し掛かるなんて皮肉なもんだ。